ジェローム・ティブヴィーユ=ラミー Jerome Thibouville-Lamy


1850〜1870年頃
フランスのミルクールは、古くから弦楽器を中心に楽器製作が盛んな町です。
ラミーは、そのミルクールでバイオリンで有名な工房です。ギターについても、ラコートの薫陶を受けた製作家らが参加し多くのギターが販売されました。
この楽器は、黒檀の粉末を膠で練り合わせたものに真珠の母貝の細工をインレイしています。写真では解りにくいのですが、光の加減でほのかに映る輝きが実に美しいです。そして、その音色は弾く者を”ほっ”とさせる暖か味があります。

弦長:
表面板:スプルース
横板:ハカランダ
裏板:ハカランダ/スプルース(突き板)


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