ラプレヴォット Laprevotte


1839年作
クラシックギター曲集等の作曲者紹介にアグアドの肖像画が掲載されていますが、そこで彼が弾いているギターがラプレヴォットです。楕円形のサウンドホールが可愛いいですね。
力木は、サウンドホールを挟んで縦に2本太い力木が平行に配置され、サウンドホールの上側に2本、下側に1本の力木が水平に置かれています。
他の19世紀ギターと比べても構造は独創的で、裏板はヴァイオリンのように彫り出しており凸状にラウンドしています。この曲面によって響きを調節しているのでしょうか?音色は太く力強く且つ艶のある美しい響きを出します。
横板・裏板の材質は楓(バーズアイ)ともサテンウッドの一種ともいわれ明確には解かりません。斑状の模様がとても美しいです。
修復前の写真はここ。
もう一本別のラプレヴォット登場!

弦長:647mm
表面板:スプルース
横板・裏板:不明


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