1日目、マドリッド
 午前マドリッド着。さあ、スペインの旅の始まりだ…
 空港からバスでマドリッド市内へ、まずオスタルを探す。オスタルとは、アパートの2階3階等を宿にした素泊まりのリーズナブルなホテルのこと。看板にHOSTALの文字と星の数(1〜3つ)が記されてあってすぐに判る。僕はマイヨール広場近くにあるオスタルに決めた。
荷物を置いて早速散策。まずはスペイン広場へ行ってドン・キホーテにご挨拶。ここは朝に日本人観光客が大勢来るので、スリやひったくりに狙われやすい。スペイン広場をぬけて暫く歩くと、王宮がある。ここも観光の名所、真っ白い王宮が青空の下に輝いている。
 プエルタ・デル・ソルのにも挨拶して、プラド美術館と新しく出来たソフィア王妃芸術センターへ。ソフィア王妃芸術センターにはピカソのゲルニカがある。以前はプラド美術館の別館入り口にあったが、ピカソの様々な作品と一緒に移された。僕は、ゲルニカは薄暗い別館にあったほうが良かったな。初めて見た時、言い尽くせない感動で閉館になるまで見入っていた。プラドは、ベラスケスの「青いドレスのマルガリータ王女」は必見。バルセロナにピカソが描いた同じ絵があるからだ。
 美術館を出て暫くした時…トラブル発生!体がだるくなり、足が重たい。体が熱く、だんだん意識も朦朧としてくる。初日から病気?引きずるようにやっとオスタルに戻る。ベッドに倒れ込み、とにかく水を一口…と、一気に1リットルのミネラルウォーターを飲み干した。うまい!そして、10分も経たないうちに今までのしんどさが嘘のように消えた。そう、脱水症状を起こしていたのだ。日向は40度以上、空気が乾燥しているから汗をかいていてもすぐに乾くので気づかなかった。ちょっと浮かれ過ぎていた…反省。
 部屋で休んだ後、近くのレストランで食事。メニューはポークソテーに赤ワイン(旅のほとんどがこのパターンになった。理由はまたの機会に。)今日は早く寝よう。おやすみなさい。