ルイ・パノルモ Louis Panormo 1784年〜1862年


1828年作
20年代のパノルモに比べて音量は落ちますが、素朴な明るい音色が魅力的です。先のパノルモと同様に音色を決定する力木はななめバー1本です。
購入時、指板は蒲鉾型にゆるいカーブをしており、オリジナルと思われます。材質はハカランダ、フレットは象牙でしたが、ローズウッド、真鋳に取り替えています。後日、指板はスカロップといって、フレット間を少し削り波のようにラウンドさせています。
パノルモの糸巻きは、BAKER社が知られていますが、1820年代はRANCE社のものが使われていました。

弦長:637mm
表面板:スプルース
横板:メープル
裏板:メープル
RANCE社の糸巻き 楓材の横板と裏板


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